歩き出せば、また未来へ、近づく

久し振り。

前回の記事でムッシュの曲について書いて、1年放置していたら、ムッシュが亡くなられました。何とも、世は無常なものと思います。

1984年のサンライズのアニメーション「銀河漂流バイファム」は、その翌年の夏休みに再放送されて、私はそれで見たのですが、あっという間にその世界に入り込んでしまいました。ガンダムがとてもハードな戦場を描いた物語であったのに比べ、バイファムはもっと年齢の低い、それでも自分たちで何とか出来るくらいの子供たちの物語でした。それもよかったけれど、主人公が13人で、夫々が活躍するお話が必ずあったのが画期的でしたね。自分や、自分の好きな人を、夫々に重ね合わせることが出来て、彼らの物語はまるで自分の物語でした。

御他聞に漏れず、私はその中のカチュア・ピアスンに恋をしていたわけですが、そんな淡い幻想の恋物語を思い出す一曲。 

君はス・テ・キ

君はス・テ・キ

  • ムーヴ
  • J-Pop
  • ¥250

 蒸し暑く気怠い夏の夜、AMラジオから録音したテープで聞いた、ノイズ混じりのこの曲は、今聞いてもその当時の肌触りまで思い出せる、記憶の一角に溶け込んだ曲です。

「初めて知る、戸惑いさえ恐れず、君は、ス・テ・キ」