よきとも

1970年代は私が幼い日でした。これと思って記憶している歌は、その頃のトップアイドルというような人たち、ピンクレディとかジュリーとか、そんな感じで、でもその他にその時代にヘヴィに流れていた曲を、メロディや歌詞の一部だけ憶えていたりします。

そんな曲は1990年代や2000年代になって、古い曲が容易に捜せるようになってから、あるいは放送で流れるようになってから再会しています。あ、これだったんだ、っていう感覚、それは長く眠っていたどこか古い記憶の回路に突然信号が流れる瞬間です。

そんな曲は、実は結構沢山あって、今、youtubeなんかで捜してみると後から後から見つかります。本当は著作権的にはよくないんだろうけれど、懐かしい気持ちに浸ることができて嬉しいのです。

そんな歌を一曲。

 

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この歌に出てくる学生、学生服に染み込んだ男の匂いを振りまくようなタイプの人なんて殆ど見たことはないけれど、それでも懐かしく思い出します。実はその記憶は田渕由美子先生の乙女ちっく漫画に出てくる「むさい」タイプの苦学生だったりします。

「フランス窓便り」の2つめのお話、欧見苗子さんに惚れちゃった樹原くん。真っ黒でヒゲもじゃで不器用で貧乏だけど、誠実な男の子。何か、彼のことを思い出しますね。

 

フランス窓便り (りぼんマスコットコミックス)

フランス窓便り (りぼんマスコットコミックス)

 

 

田淵由美子先生の乙女ちっく漫画については語り出したら止まらないので、また次の機会に。